<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 新樂府 井底引銀缾	止淫奔也>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 井底（せいてい）　銀瓶（ぎんべい）を引（ひ）く 淫奔（いんぼん）を止（と）むるなり>
<BookPage: 200-399>
<UsedPage: 200>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
井底引銀缾，
銀缾欲上絲繩絕。
石上磨玉簪，
玉簪欲成中央折。
缾沈簪折知奈何，
似妾今朝與君別。
憶昔在家爲女時，
人言舉動有殊姿。
嬋娟兩鬢秋蟬翼，
宛轉雙蛾遠山色。
笑隨戲伴後園中，
此時與君未相識。
妾弄青梅憑短牆，
君騎白馬傍垂楊。
牆頭馬上遙相顧，
一見知君即斷腸。
知君斷腸共君語，
君指南山松柏樹。
感君松柏化爲心，
闇合雙鬟逐君去。
到君家舍五六年，
君家大人頻有言。
聘則爲妻奔是妾，
不堪主祀奉蘋蘩。
終知君家不可住，
其奈出門無去處。
豈無父母在高堂，
亦有親情滿故鄉。
潛來更不通消息，
今日悲羞歸不得。
爲君一日恩，
誤妾百年身。
寄言癡小人家女，
慎勿將身輕許人。
<End Poem>
<Translation>
井戸の底から銀のつるべを引き上げる。銀のつるべが上がるところで縄が切れました。
石の上で玉のかんざしを磨く。玉のかんざしがもうできる時に真ん中から折れました。
つるべは沈み、かんさしは折れ、どうすればいいのでしょう。まるで今日あなたとお別れするわたしにも似て。
思えば昔、親もとにいたむすめの頃、しぐさがことさら美しいと言われたものでした。 あでやかな二つのまげは秋の蟬の羽、まろやかな二つのまゆは遠い山の薄墨色。
ともだちと笑いさざめき庭に遊んでいたその時、あなたのことはまだ知りませんでした。
わたしは青い梅を手に低い垣根にもたれ、あなたは白い馬にまたがり、枝垂れ柳のわきに来られました。
あなたの痛切な思いを知り、あなたと言葉を交わしました。
あなたは南山の松柏の木を指して愛を誓ってくれました。
あなたがとこしえに変わらぬ松柏をお心に抱くのに打たれて、こっそりとまげを一つ に結い直してあなたを追いかけてゆきました。
あなたの家に来て起居すること五、六年、あなたのお宅のご両親に何度も言われました。
「正式な手続きをとれば妻だが、勝手に結ばれたのは妾だ。蘋繁を奉じてご先祖を祭ることはあいならぬ」。
結局、あなたの家には居られないことがわかりました。でもどうしましょう、門を出ても行くところはありません。
父母の屋敷がないわけではありません。親戚縁者もふるさとにはいくらでもいます。
でも隠れてこちらに参って連絡ひとつしていません。今さら悲しさ恥ずかしさで帰られません。
あなたの一時の愛情のために、わたしの一生の身を誤ってしまいました。
幼くて道理を知らないむすめさんたちにお伝えしたい。やすやすと殿方に身を許すこ となど決してなさらぬように。
<End Translation>
<Formatted Translation>
井戸の底から銀のつるべを引き上げる。
銀のつるべが上がるところで縄が切れました。
石の上で玉のかんざしを磨く。
玉のかんざしがもうできる時に真ん中から折れました。
つるべは沈み、かんさしは折れ、どうすればいいのでしょう。
まるで今日あなたとお別れするわたしにも似て。
思えば昔、親もとにいたむすめの頃、
しぐさがことさら美しいと言われたものでした。 
あでやかな二つのまげは秋の蟬の羽、
まろやかな二つのまゆは遠い山の薄墨色。
ともだちと笑いさざめき庭に遊んでいたその時、
あなたのことはまだ知りませんでした。
わたしは青い梅を手に低い垣根にもたれ、
あなたは白い馬にまたがり、
枝垂れ柳のわきに来られました。
あなたの痛切な思いを知り、
あなたと言葉を交わしました。
あなたは南山の松柏の木を指して愛を誓ってくれました。
あなたがとこしえに変わらぬ松柏をお心に抱くのに打たれて、
こっそりとまげを一つ に結い直してあなたを追いかけてゆきました。
あなたの家に来て起居すること五、六年、
あなたのお宅のご両親に何度も言われました。
「正式な手続きをとれば妻だが、勝手に結ばれたのは妾だ。
蘋繁を奉じてご先祖を祭ることはあいならぬ」。
結局、あなたの家には居られないことがわかりました。
でもどうしましょう、門を出ても行くところはありません。
父母の屋敷がないわけではありません。
親戚縁者もふるさとにはいくらでもいます。
でも隠れてこちらに参って連絡ひとつしていません。
今さら悲しさ恥ずかしさで帰られません。
あなたの一時の愛情のために、
わたしの一生の身を誤ってしまいました。
幼くて道理を知らないむすめさんたちにお伝えしたい。
やすやすと殿方に身を許すこ となど決してなさらぬように。
<End Formatted Translation>